生命保険における定期保険を徹底解剖

こんにちは。WILLE BLOGのSHOGOです。
今回ご紹介するのは、「定期保険」です。
終身保険と対になる存在です。
終身保険は一生涯保障に対して、定期保険は文字通り期間を定める保険となります。
どのような特徴があり、どのような時に加入を考えた方が良いのかを確認していきましょう。

定期保険の特徴

保険期間が終身保険より短いので保険料が安い。

基本的には掛け捨てとなります。

保険期間を選択できるので、保障が必要な時だけを選択できる。

保険期間は10年・60歳・80歳など選択できる。

なお、定期保険の保険料の計算は以下のようになります。
条件:30歳 保険期間10年

保険期間満了年齢(40歳)ー契約時年齢(30歳)=35歳の保険料で計算されます。

つまり、30歳から34歳までは割高の保険料を支払うことになるます。
そのため前半部分は解約返戻金が発生することがあります。
後半(36歳から)は解約返戻金が減っていき最終的に0になります。
ただし保険会社によっては、そもそも解約返戻金がない定期保険もあります。
そもそも解約返戻金がない定期保険の方が、保険料は割安になります。

これらの特徴を、オリックス生命定期保険ブリッジでシュミレーションしていきましょう。

【試算条件】
40歳 男性 保険金額500万円

※10年定期保険ファインは70歳以降加入できず、ファインセーブで試算しています。
※60歳定期保険は60歳以降は80歳定期保険(20年)で試算しています。

10年定期保険60歳定期保険80歳定期保険
保険料/月1,036円1,557円2,805円
総支払保険料124,320円373,680円1,346,400円
60歳までの更新保険料/月2,091円
60歳までの総支払保険料375,240円373,680円673,200円
70歳までの更新保険料/月5,109円7,726円
70歳までの総支払保険料988,320円1,300,800円1,009,800円
80歳までの更新保険料/月13,255円7,726円
80歳までの総支払保険料2,578,920円2,227,920円1,346,400円
オリックス生命定期保険ファイン

短期であればあるほど、その期間の保険料は割安になります。
歳を重ね、更新をしていくと保険料は上がっていきます。

遺族の生活費を毎月受け取れる収入保障保険がある。

収入保障保険は、従来の遺族の生活費に着目した保険となります。
特徴として、若いうちは保障額が高く歳を重ねるごとに保障額が低くなるというものです。
これは、遺族も歳を重ね残りの生活費が減っていくという合理性を兼ね備えた保険となります。
具体例で見ていきましょう。
オリックス生命 収入保障保険キープで試算致します。

【試算条件】
40歳男性 割引なし 支払い保証期間1年

60歳 月額10万円65歳 月額15万円
保険料/月2,690円5,670円
総額保険料645,600円1,701,000円
40才時保障額2,400万円4,500万円
50才時保障額1,200万円2,700万円
60才時保障額0900万円
65歳時保障額0
オリックス生命 収入保障保険キープ

※一括受け取りの際は、保障額よりも低くなります。

このように、保障額が減っていくことから三角形の保険と言われています。
定期保険は最終まで保障額が減らないため、四角型の保険と言われます。
そして、保険料が安いのは三角形の保険です。

収入保障保険の一番のメリットは、被保険者死亡時に一部だけ保険金額を受け取れるというものです。
上記の65歳払いの例で見ます。
50歳で死亡、残り15年間月15万円が遺族は給付できます。
しかし、死亡時に精算や葬儀費用で300万円が必要となった場合、保障額2,700万円から300万円を受け取れます。
そして残りの期間は、2,700ー300=2,400÷15年÷12ヶ月=13万円が被保険者65歳の年齢まで月々給付される計算になります。

ここで、一つの疑問が生まれます。
この三角形の収入保障保険の保険金額はどのように定めたらよいのか?
ということです。
この答えを知るために必要な知識が公的年金です。
この公的年金は、大きく分けて国民年金厚生年金です。

生命保険加入時に、営業の方からこのような質問を受けていない場合は直ちに見直してください。

  • お勤め先は社会保険を完備していますか?
  • 社会保険に加入期間はどのくらいになりますか?
  • 学生時代、国民年金の免除の申請を致しましたか?
  • 国民年金の場合、今まで支払いをしなかった期間がありますか?

つまり、公的年金の加入有無を知らないと必要保障額など計算できないのです。
確かに毎月お給料から天引きされているので、気づかないこともあります。
そんなときは、日本年金機構から発行郵送される「ねんきん定期便」を確認してください。
毎年誕生月に郵送されるようになっております。
これで加入時期を確認することができます。

まとめ

定期保険は、あくまで必要なタイミングだけ加入することができる生命保険です。
終身保険との比較、そしてどのように死亡保障を組んでいくかが肝になります。
私自身、第1分野はすべて定期保険です。
なぜなら、他に手段がある場合そちらを優先することが多いからです。

営業の方に言われた通りに加入することは悪です。
ご自身でどんな保障が必要か、公的年金のみで賄えるのか?
を確認し必要最低限の生命保険となるように心がけましょう。

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